2011-11-27

今週の聖句 11月27日〜12月3日

 マルコ16:9~20

〔週の初めの日の朝早く、イエスはよみがえって、まずマグダラのマリヤに御自身をあらわされた。イエスは以前に、この女から七つの悪霊を追い出されたことがある。
マリヤは、イエスと一緒にいた人々が泣き悲しんでいる所に行って、それを知らせた。
彼らは、イエスが生きておられる事と、彼女に御自身をあらわされた事とを聞いたが、信じなかった。

この後、そのうちのふたりが、いなかの方へ歩いていると、イエスはちがった姿で御自身をあらわされた。
このふたりも、ほかの人々の所に行って話したが、彼らはその話を信じなかった。

その後、イエスは十一弟子が食卓についているところに現れ、彼らの不信仰と、心のかたくななことをお責めになった。彼らは、よみがえられたイエスを見た人々の言うことを、信じなかったからである。 そして彼らに言われた、「全世界に出て行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えよ。信じてバプテスマを受ける者は救われる。しかし、不信仰の者は罪に定められる。信じる者には、このようなしるしが伴う。すなわち、彼らはわたしの名で悪霊を追い出し、新しい言葉を語り、 へびをつかむであろう。また、毒を飲んでも、決して害を受けない。病人に手をおけば、いやされる」。

主イエスは彼らに語り終ってから、天にあげられ、神の右にすわられた。弟子たちは出て行って、至る所で福音を宣べ伝えた。主も彼らと共に働き、御言に伴うしるしをもって、その確かなことをお示しになった。〕

2011-11-26

義人ヨブ記(job)13

少し早めですが、ヨブ記と待降節・に寄せて†

夭折した天才詩人・石川啄木の生きざまと彼の言葉が思いだされます。

啄木は、山形の田舎の貧しい寺の住職だった父に向かって『他人の借り物の言葉でなく自分の言葉で語れ!』と、厳しく言い放ち家を出ました。

天才啄木ならではの深く心を抉る言葉です。
 
石川啄木(wikipediaより)

最近、年を重ね、人生を振り返る機会が増えました。
あれこれ思うのですが、平凡な生き方でも、誰かのためになる。

人間は人との関わり合い無しに生きては行けない生き物です。

誰かが居なければ、心に穴が空いてしまう。それが人間の姿でしょう。

身近な人を失った友人がいます。哀しみの解消には長い年月が必要です。

神に出会うまで何故こんな目に遭うつたのか?神の真意は不明。何故…?
哀しみと疑問に付き纏われます。

ヨブ記を通していろいろ考えさせられる毎日です。

【ヨブ記13】

そんなことはみな、わたしもこの目で見
この耳で聞いて、よく分かっている。

あなたたちの知っていることぐらいは
わたしも知っている。
あなたたちに劣ってはいない。

わたしが話しかけたいのは全能者なのだ。
わたしは神に向かって申し立てたい。

あなたたちは皆、偽りの薬を塗る
 役に立たない医者だ。

どうか黙ってくれ
黙ることがあなたたちの知恵を示す。

わたしの議論を聞き
この唇の訴えに耳を傾けてくれ。


神に代わったつもりで、あなたたちは不正を語り
欺いて語るのか。

神に代わったつもりで論争するのか。
そんなことで神にへつらおうというのか。

人を侮るように神を侮っているが
神に追及されてもよいのか。

たとえひそかにでも、へつらうなら
神は告発されるであろう。

その威厳は、あなたたちを脅かし
恐れがふりかかるであろう。

あなたたちの主張は灰の格言
弁護は土くれの盾にすぎない。


黙ってくれ、わたしに話させてくれ。
どんなことがふりかかって来てもよい。

たとえこの身を自分の歯にかけ
魂を自分の手に置くことになってもよい。

そうだ、神はわたしを殺されるかもしれない。
だが、ただ待ってはいられない。
わたしの道を神の前に申し立てよう。

このわたしをこそ
 神は救ってくださるべきではないか。
神を無視する者なら
 御前に出るはずはないではないか。

よく聞いてくれ、わたしの言葉を。
わたしの言い分に耳を傾けてくれ。

見よ、わたしは訴えを述べる。
わたしは知っている、わたしが正しいのだ。

わたしのために争ってくれる者があれば
もはや、わたしは黙って死んでもよい。


ただ、やめていただきたいことが二つあります
 御前から逃げ隠れはいたしませんから。

わたしの上から御手を遠ざけてください。
御腕をもって脅かすのをやめてください。

そして、呼んでください、お答えします。
わたしに語らせてください、返事をしてください。

罪と悪がどれほどわたしにあるのでしょうか。
わたしの罪咎を示してください。

なぜ、あなたは御顔を隠し
わたしを敵と見なされるのですか。

風に舞う木の葉のようなわたしをなお震えさせ
乾いたもみ殻のようなわたしを追いまわされる。

わたしに対して苦い定めを書き記し
若い日の罪をも今なお負わせられる。

わたしに足枷をはめ、行く道を見張り続け
一歩一歩の跡を刻みつけておかれる。

このようにされれば
 だれでもしみに食われた衣のようになり
朽ち果てるほかはありません。

(ヨブ記第13章)
続きます。

愛の樹オショチ†

2011-11-24

義人ヨブ記(job)12

新共同訳聖書の記述より。

【ヨブ記12†】
ヨブは答えた。

確かにあなたたちもひとかどの民。
だが、死ねばあなたたちの知恵も死ぬ。

あなたたち同様、わたしにも心があり
あなたたちに劣ってはいない。
だれにもそのくらいの力はある。

神に呼びかけて
 答えていただいたこともある者が
 友人たちの物笑いの種になるのか。
神に従う無垢な人間が
 物笑いの種になるのか。

人の不幸を笑い、よろめく足を嘲ってよいと
 安穏に暮らす者は思い込んでいるのだ。

略奪者の天幕は栄え
神を怒らせる者
 神さえ支配しようとする者は安泰だ。


獣に尋ねるがよい、教えてくれるだろう。
空の鳥もあなたに告げるだろう。

大地に問いかけてみよ、教えてくれるだろう。
海の魚もあなたに語るだろう。

彼らはみな知っている。
 主の御手がすべてを造られたことを。

すべての命あるものは、肉なる人の霊も
 御手の内にあることを。

耳は言葉を聞き分け
口は食べ物を味わうではないか。

知恵は老いた者と共にあり

分別は長く生きた者と共にあるというが

神と共に知恵と力はあり
神と共に思慮分別もある。

神が破壊したものは建て直されることなく
閉じ込められた人は解放されることがない。

神が水を止めれば干ばつとなり
水を放てば地の姿は変わる。

力も策も神と共にあり
迷うこと、迷わせることも神による。

神は参議をはだしで行かせ

裁判官を狂いまわらせ
王の権威を解き
腰の帯をもって彼らをつながれる。

祭司をはだしで行かせ
地位ある者をその地位から引き降ろされる。

信任厚い者の口を閉ざし
長老の判断を失わせ

自由な者に嘲りを浴びせかけ
強い者の帯を断ち切られる。

神は暗黒の深い底をあらわにし
死の闇を光に引き出される。

国々を興し、また滅ぼし
国々を広げ、また限られる。

この地の民の頭たちを混乱に陥れ
道もなく茫漠としたさかいをさまよわせられる。

光もなく、彼らは闇に手探りし
酔いしれたかのように、さまよう。


photo by Oshochi
写真は丹沢の晩秋の黄昏です。

続きます。
愛の樹オショチ†

2011-11-22

Nとの往復メール

Sの苦しみを考えて昨夜はまんじりともしなかった。
神が最善に導いてくださるように†
オショチ†

はい、ありがとうございます!
私が暗い顔をしていては駄目ですものね。今ヨブ記を読んでいます† 


辛いかもしれないが、天寿癌がある。
 
神の思し召し、究極の命の付与だと思う。

人間は死を恐れるが行き先(目当て)が、はっきりしないと、いたずらに不安に駆り立てられ、神を見失う!

離別を哀しみ、悲嘆にくれる。
 
だが又再会を果たす!安心して良い。

キリストの示された(約束)天国は肉体の苦しみから解放される場所。

これは我々人間の心身の弱さ、未熟さ、痛み、苦しみの解放であると同時に、新たな生命の獲得、より質の高い生命を得る新たなスタートラインになる。

自由自在の存在者に(実体のある命)なる。己個人のあしきものが欠点が、キリストの聖霊で浄められ、生まれてきた意味、様々な苦難、なぜこんなに目に遭ったのかその謎が解けて、真の幸せを理解熟知する。神の思し召しに感動する。

新たな命を付与される。行きたい場所に愛する人の心の中に、願ったその瞬間そこにいる!!
自由自在の存在だから、時空は障害物にならない!

この世の姿、残してきた愛する家族の毎日が見えるし、地上に居たときより鮮明に物事が把握、理解出来る。

キリストに任せていれば全ての願い事が成就する†
死後家族との再会もある。

天国には地上の重さは無いから、地上界とは勝手が違うが?

神の定めた幸せな世界には、別れ話とか?健康、経済問題など不安材料は存在しない。

我々人間の地球の価値観、命を奪う、時間とは違う、幸せで、平安と祝福の無限∞の時間がある!

地上界の時間は肉体を引きずる重い足取りの時間だが、天国は
軽やかな解放された本物の世界†

悲しいかな人間は神に対して(天国の生活について)無知に近い。

別れは、永遠の新たな親しい家族との始まりだから解放される喜びに期待しょう!

例えば、Sの家族構成は天国で一層豊かに、しかも偽りの無い 愛の家族に成長するカラフルになる†

無限∞、永遠不滅の時間を過ごす体験に入るが必ず守護天使たちがキリストの命を受けて素晴らしい生活をアドバイスし、与えてくれる†

気が遠くなる時空は無限∞の涯しない無の空間のようだが、我々の懐かしいホームグランドだから心配ない。
 
神のおいでになる命のふるさとだから!
キリストの贖罪で与えられた愛に満たされた天国だから。

病が癌であれ何であれ絶望的になることは無い。

束の間の命。
最後まで楽しんで、楽しく暮らそうと思う。

最後は感謝と喜びに満たされ一足早天国に帰り、皆を待ち受ける!

死を超越する力がある。人間の命の時間は
神が創造者として
責任を持ってくださる!!

病も恵みなり。愛なり†

アーメン・ハレルヤ†

オショチ†

2011-11-20

今週の聖句 11月20日〜26日

詩篇36篇

聖歌隊の指揮者によってうたわせた主のしもべダビデの歌

とがは悪しき者にむかい、その心のうちに言う。
その目の前に神を恐れる恐れはない。

彼は自分の不義があらわされないため、
また憎まれないために、みずからその目でおもねる。

その口の言葉はよこしまと欺きである。
彼は知恵を得ることと、善を行う事とをやめた。

彼はその床の上でよこしまな事をたくらみ、
よからぬ道に身をおいて、悪をきらわない。

主よ、あなたのいつくしみは天にまで及び、
あなたのまことは雲にまで及ぶ。

あなたの義は神の山のごとく、
あなたのさばきは大きな淵のようだ。
主よ、あなたは人と獣とを救われる。

神よ、あなたのいつくしみはいかに尊いことでしょう。
人の子らはあなたの翼のかげに避け所を得、

あなたの家の豊かなのによって飽き足りる。
あなたはその楽しみの川の水を彼らに飲ませられる。

いのちの泉はあなたのもとにあり、
われらはあなたの光によって光を見る。

どうか、あなたを知る者に絶えずいつくしみを施し、
心の直き者に絶えず救を施してください。

高ぶる者の足がわたしを踏み、
悪しき者の手がわたしを追い出すことを
ゆるさないでください。

悪を行う者はそこに倒れ、
彼らは打ち伏せられて、起きあがることはできない。

2011-11-15

【祷告†】

『あなたの中の最良のものを。マザー・テレサ』

人は不合理、非論理、利己的です 気にすることなく、人をしなさい。

あなたが善を行うと、利己的な目的でそれをしたと言われるでしょう 気にすることなく、善を行いなさい。 
目的を達しようとするとき、邪魔立てする人に出会うでしょう 気にすることなく、やり遂げなさい。

善い行いをしても、おそらく次の日には忘れられるでしょう 気にすることなくし続けなさい。

あなたの正直さと誠実さとが、あなたを傷つけるでしょう 気にすることなく、正直で誠実であり続けなさい。

あなたが作り上げたものが、壊されるでしょう 気にすることなく作り続けなさい。

助けた相手から、恩知らずの仕打ちを受けるでしょう 気にすることなく、助け続けなさい。

あなたの中の最良のものを、この世界に与えなさい、たとえそれが十分でなくても気にすることなく、最良のものをこの世界に与え続けなさい。

最後に振り返ると、あなたにもわかるはず、結局は、全てあなたと内なる神との間のことなのです。

あなたと他の人の間のことであったことは、一度もなかったのです。

マザー・テレサの祷りより†
愛の樹オショチ†
 
 

2011-11-08

義人ヨブ記(job)11

【祷り†】

主よ
あなたの平和を
人びとにもたらす道具として
わたしをお使いください。

憎しみのあるところに愛を
不当な扱いのあるところに
ゆるしを

分裂のあるところに一致を

疑惑のあるところに信仰を
誤っているところに真理を

絶望のあるところに希望を

くらやみに光を
悲しみのあるところに喜びを
もっていくことが
できますように。

(マザー・テレサとその世界より)

『義人ヨブ11』の物語
ナアマ人ツォファルは話し始めた。

これだけまくし立てられては
答えないわけにいくまい。口がうまければそれで正しいと
認められるだろうか。

あなたの無駄口が人々を黙らせるだろうか。
嘲りの言葉を吐いて
恥をかかずに済むだろうか。

あなたは言う。
「わたしの主張は正しい。あなたの目にもわたしは潔白なはずだ」

と。

しかし、神があなたに対して唇を開き
何と言われるか聞きたいものだ。

神が隠しておられるその知恵を
その二重の効果をあなたに示されたなら
あなたの罪の一部を見逃していてくださったと
あなたにも分かるだろう。

あなたは神を究めることができるか。
全能者の極みまでも見ることができるか。

高い天に対して何ができる。
深い陰府について何が分かる。

神は地の果てよりも遠く
海原よりも広いのに。

神が傍らに来て捕え、集めるなら
誰が取り返しえようか。

神は偽る者を知っておられる。
悪を見て、放置されることはない。

生まれたときには人間も
ろばの子のようなものだ。
しかし、愚かな者も賢くなれる。

もし、あなたも正しい方向に思いをはせ
神に向かって手を伸べるなら

また、あなたの手からよこしまなことを遠ざけ
あなたの天幕に不正をとどめないなら

その時こそ
あなたは晴れ晴れと顔を上げ、動ずることなく
恐怖を抱くこともないだろう。

その時、あなたは労苦を忘れ
それを流れ去った水のように思うだろう。

人生は真昼より明るくなる。
暗かったが、朝のようになるだろう。

希望があるので安心していられる。
安心して横たわるために、自分のねぐらを掘り

うずくまって眠れば、脅かす者はない。
多くの人があなたの好意を求める。

だが、神に逆らう者の目はかすむ。
逃れ場を失って
希望は最後の息を吐くように絶える。

(ヨブ記第11章)

続きます。
愛の樹オショチ†
ウィリアム・ブレイク、ヨブ記への挿絵11「三人の友によって難詰されるヨブ」、1825

2011-11-06

今週の聖句 11月6日〜19日

詩篇35篇
ダビデの歌

主よ、わたしと争う者とあらそい、
わたしと戦う者と戦ってください。

盾と大盾とを執って、
わたしを助けるために立ちあがってください。

やりと投げやりとを抜いて、
わたしに追い迫る者に立ちむかい、
「わたしはおまえの救である」と、
わたしに言ってください。

どうか、わたしの命を求める者を
はずかしめ、いやしめ、
わたしにむかって悪をたくらむ者を退け、
あわてふためかせてください。

彼らを風の前のもみがらのようにし、
主の使に彼らを追いやらせてください。

彼らの道を暗く、なめらかにし、
主の使に彼らを追い行かせてください。

彼らはゆえなくわたしのために網を隠し、
ゆえなくわたしのために穴を掘ったからです。

不意に滅びを彼らに臨ませ、
みずから隠した網にとらえられ、
彼らを滅びに陥らせてください。

そのときわが魂は主によって喜び、
その救をもって楽しむでしょう。

わたしの骨はことごとく言うでしょう、
「主よ、だれかあなたにたぐうべき者がありましょう。
あなたは弱い者を強い者から助け出し、
弱い者と貧しい者を、
かすめ奪う者から助け出される方です」と。

悪意のある証人が起って、
わたしの知らない事をわたしに尋ねる。

彼らは悪をもってわたしの善に報い、
わが魂を寄るべなき者とした。

しかし、わたしは彼らが病んだとき、
荒布をまとい、断食してわが身を苦しめた。
わたしは胸にこうべをたれて祈った、

ちょうど、わが友、わが兄弟のために
悲しんだかのように。
わたしは母をいたむ者のように
悲しみうなだれて歩きまわった。

しかし彼らはわたしのつまずくとき、喜びつどい、
ともに集まってわたしを責めた。
わたしの知らない他国の者は
わたしをののしってやめなかった。

彼らはますます、けがす言葉をもってあざけり、
わたしにむかって歯をかみならした。

主よ、いつまであなたはながめておられますか、
わたしを彼らの破壊から、
わたしのいのちを若きししから救い出してください。

わたしは大いなるつどいの中で、あなたに感謝し、
多くの民の中で、あなたをほめたたえるでしょう。

偽ってわたしの敵となった者どもの
わたしについて喜ぶことを許さないでください。
ゆえなく、わたしを憎む者どもの
たがいに目くばせすることを許さないでください。

彼らは平和を語らず、
国のうちに穏やかに住む者にむかって
欺きの言葉をたくらむからです。

彼らはわたしにむかって口をあけひろげ、
「あはぁ、あはぁ、われらの目はそれを見た」と
言います。

主よ、あなたはこれを見られました。
もださないでください。
主よ、わたしに遠ざからないでください。

わが神、わが主よ、
わがさばきのため、わが訴えのために奮いたち、
目をさましてください。

わが神、主よ、
あなたの義にしたがってわたしをさばき、
わたしの事について彼らを喜ばせないでください。

彼らにその心のうちで、
「あはぁ、われらの願ったことが達せられた」と
言わせないでください。
また彼らに「われらは彼を滅ぼしつくした」と
言わせないでください。

わたしの災を喜ぶ者どもを
ともに恥じ、あわてふためかせてください。
わたしにむかって誇りたかぶる者どもに
恥と、はずかしめとを着せてください。

わたしの義を喜ぶ者をば
喜びの声をあげて喜ばせ、
「そのしもべの幸福を喜ばれる主は大いなるかな」と
つねに言わせてください。

わたしの舌はひねもすあなたの義と、
あなたの誉とを語るでしょう。

2011-11-03

義人ヨブ記(job)10

【純粋】
まじりけのないこと。かけひきがなく、ひたむきなこと。


【純真無垢】
けがれやいつわりがなくきよらかなこと。

【従順】
すなおで"神"の言うことにさからわないようす。

イエスの短いご生涯は天父に、ご自身を捧げ尽くした。
【純粋】
【純真無垢】
【従順】
この、言葉に要約されると思います。

御子は、天父の、神の御心に従い、人間の贖罪の生け贄となりました!

旧約聖書の記述は川の流れに例えるなら、様々な大小の河川であり、この河川は、主・イエス・キリストの実証された愛と希望と復活の大海に注ぎ込まれて行きます。

旧約の神は恐れられましたが、それは御子・イエス・キリストの実証された、新約の大海に注ぎ込まれ、愛と希望と復活と奇跡の物語に姿を変えて行きます。

御子は、夜明けの暗がりの空に輝く明けの明星です†
生きる力の源です†

『義人ヨブ10』の物語

わたしの魂は生きることをいとう。
嘆きに身をゆだね、悩み嘆いて語ろう。

神にこう言おう。
「わたしに罪があると言わないでください。
なぜわたしと争われるのかを教えてください。

手ずから造られたこのわたしを虐げ退けて
あなたに背く者のたくらみには光を当てられる。
それでいいのでしょうか。

あなたも肉の目を持ち
人間と同じ見方をなさるのですか。

人間同様に一生を送り
男の一生に似た歳月を送られるのですか。

なぜわたしをとがめ立てし
過ちを追及なさるのですか

わたしが背く者ではないと知りながら
あなたの手から
わたしを救いうる者はないと知りながら。

御手をもってわたしを形づくってくださったのに
あなたはわたしを取り巻くすべてのものをも
わたしをも、呑み込んでしまわれる。


心に留めてください
土くれとしてわたしを造り
塵に戻されるのだということを。

あなたはわたしを乳のように注ぎ出し
チーズのように固め
骨と筋を編み合わせ
それに皮と肉を着せてくださった。

わたしに命と恵みを約束し
あなたの加護によって
わたしの霊は保たれていました。

しかし、あなたの心に隠しておられたことが
今、わたしに分かりました。

もし過ちを犯そうものなら
あなたはそのわたしに目をつけ
悪から清めてはくださらないのです。

逆らおうものなら、わたしは災いを受け
正しくても、頭を上げることはできず
辱めに飽き、苦しみを見ています。

わたしが頭をもたげようものなら
あなたは獅子のように襲いかかり
繰り返し、わたしを圧倒し

わたしに対して次々と証人を繰り出し
いよいよ激しく怒り
新たな苦役をわたしに課せられます。


なぜ、わたしを母の胎から引き出したのですか。
わたしなど、だれの目にも止まらぬうちに
死んでしまえばよかったものを。

あたかも存在しなかったかのように
母の胎から墓へと運ばれていればよかったのに。

わたしの人生など何ほどのこともないのです。
わたしから離れ去り、立ち直らせてください。

二度と帰って来られない暗黒の死の闇の国に
わたしが行ってしまう前に。

その国の暗さは全くの闇で
死の闇に閉ざされ、秩序はなく
闇がその光となるほどなのだ。」

(ヨブ記第10章)
続きます。
愛の樹オショチ†
  ウィリアム・ブレイク、ヨブ記への挿絵10「エリパズの幻視」、1825