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2009-06-04

望郷

望郷の想いは、生きる力になります。

田舎の家の囲炉裏を囲んで、食事の前のひととき、火種を竹筒の先に小さな穴を開けた火おこしで、ふうふう吹きました。

あまり強く吹くと灰が舞い上がります。

薪をくべます。

灰をかき揚げた残り火が、勢いよく燃えます。

楽しみの一つでした。

囲炉裏の上には鉄の鍋が、天井の黒びかりする梁から紐でつり下げた鈎の先にぶら下がっていました。

美味しい臭いが部屋中にたちこめました。

囲炉裏の回りに、川で捕れた小魚が串刺しになり、こんがり焼けて芳ばしい香りがします。

今も時々見る、懐かしいふるさとの夢です!

望郷の念が募る今日この頃です。

母も イソばぁばぁーも既に他界しているはずもないのにふるさとの山河が呼び掛けて来ます。

「お前帰らんか?」中井の教会にふるさとの家 日田と名付けました。

大切な、ふるさとを中井に築きました。

これは皆の心のふるさとになればと願っています。

この仕事のエネルギー源は中井です!

寄り添い助け合い、苦しみは分かち合います。

うれしいときは皆の顔が輝きます。

この力を、フィリピン・クリオン島の恵まれない子どもたちとその家族に注いで来ました。

彼らもわたしたちの大切な家族の一員です!

望郷の想い出夢が重なります!


2009-05-27

美しく懐かしき日々

歳を重ねると過ぎ去った日々が美しく、懐かしき想い出になります。

苦しいことまでが、美しい想い出に変わるのです。

セピア色ですが。

最近味わった悲しい出来事。

親しき病友の死までが、何故か遠く昔の出来事のように感じられるのです。

「お互い、愛する人のために生き抜こうね!」と、ベットで、固く握手を交し誓い合ったのに、友は私の知らぬ間に帰らぬ人になっていました。

今思い返すと、気付かぬ間に濃密な友情がしっかり芽生えていたのです。

心の中に友はしっかり生き続いています。

これは時間の長さではなく、愛の距離なんですね。

静謐で確かな友情です!

少し感傷的になりましたが、人間は一人では生きられない生き物なんだと、しみじみと思わされました。

だれかに支えられ、また、支えたりしながら、一生懸命に生きて行く姿に感動します。

殊に病気になった場合は、病床を訪れていた友の奥さんは別に何かするわけでも無く静かに側にいるだけでしたが、彼は十分幸せだったと感じました。

人間は、尽し合い役立つことを通して自分も生きられる。

平凡な毎日が、如何に大切でかけがえのない貴重な日々なのか、と心に染みました。

たまに夫婦喧嘩もまた親子の意見の食い違いも、根底に信頼と愛があれば幸せです。