2011-12-11

聖夜を前に† 義人ヨブ記(job)15

Photo by Oshochi

【神の慈しみと人間の罪過】

昨夜の皆既月食を見ながらふと!思いました。

昔・イスラエルの一寒村で起きた、神のドラマを。

御子・イエス・キリストのご生誕の意味を。

間近に居たのは、貧しい羊飼い、羊の群れ、ロバ、牧羊犬、などでした。神の御心にかなうものたちでした。

澄み渡る静かな夜空。ひときわ明るく輝く星☆
 
聖夜に立ち合えたのは、王侯貴族、偉い人間ではありませんでした。

遥か彼方、昔の出来事ですが、
御子・ご生誕を象徴するかのような、皆既月食に、魅入られました。

神秘的な光りを放つ天空。2千年以上も経つと言うのに、あの奇跡的ドラマが、身近に感ぜられるました。

今年、わたしたち人間は、世界中の至るところで、様々な異常気象による災害を、体験を、余儀なくされました。

被害を免れた人間は居ないはずです。

特に人間がこの手で作り出した…→、
これからずっと続く
放射線、放射能の被害は地球環境を著しく汚染し、環境破壊をもたらすでしょう!
地球生命の危機が一足一足近づいています。

わけてもわたしたちの足元で起きた、東日本大震災の悲劇は長く語り伝えられるでしょう!

コントロール不可能な原子爆弾が、平和利用の美句にすり替えられ、フクシマ原発の悲劇を生み出した人間性の悲劇を。日本はあの敗戦から、66年経ちました。人間同士の殺しあいはもう嫌です。
たくさんです。

ヒロシマ・ナガサキと、共に、決してわたしたちの記憶から消してはなりません。

人間性のごう慢さ、自己義認の過ち、危うさを、痛感します。
権力が利権と結び付き彼ら自身、心をコントロール不可能にする危険性は大問題です。

人間の過ちを正す力は神のみお持ちです。

神の光りに照らしだされて、人間性の奥底に潜む、醜悪さが暴きだされます。

これは、人間を創られた、父なる神。
【慈しみ】
だと思うのです。
光りに当てられ罪の浄化を促すのです。

人間の嘘は、わけても国を束ねる、立場の人間のうそ偽りは、
罪を重ねて取り返しのつかない事態を引き起こします。
ヨブ記は隠れた人間の本当の姿をえぐります。

【ヨブと三人の友の議論二】

テマン人エリファズは答えた。


知恵ある者が空虚な意見を述べたり
その腹を東風で満たしたりするであろうか。

無益な言葉をもって論じたり
役に立たない論議を重ねたりするであろうか。

あなたは神を畏れ敬うことを捨て
嘆き訴えることをやめた。

あなたの口は罪に導かれて語り
舌はこざかしい論法を選ぶ。

あなたを罪に定めるのはわたしではなく
 あなた自身の口だ。
あなたの唇があなたに不利な答えをするのだ。


あなたは最初の人間として生まれたのか。
山より先に生まれたのか。

神の奥義を聞き
知恵を自分のものとしたのか。

あなたの知っていることで
 わたしたちの知らないことがあろうか。

わたしたちには及びもつかないことを
 あなたが悟れるというのか。

わたしたちの中には白髪の老人もあり
あなたの父より年上の者もある。

神の慰めなどは取るに足らない
優しい言葉は役に立たない、というのか。

なぜ、あなたは取り乱すのか。
なぜ、あなたの目つきはいらだっているのか。

神に向かって憤りを返し
そんな言葉を口に出すとは何事か。


どうして、人が清くありえよう。
どうして、女から生まれた者が
 正しくありえよう。

神は聖なる人々をも信頼なさらず
天すら、神の目には清くない。

まして人間は、水を飲むように不正を飲む者
憎むべき汚れた者なのだ。


あなたに語ろう、聞きなさい。
わたしに示されたことを告げよう。

それは賢者たちの示したところ
それを彼らの父祖も隠さなかった。

これらの父祖にのみ、この地は与えられており
異国の者が侵すことはなかった。


さて、悪人の一生は不安に満ち
暴虐な者の生きる年数も限られている。

その耳には恐ろしい騒音が響く。
平安のさなかに略奪者が彼を襲うのだ。

暗黒を逃れうるとはもう信じられない。
彼の前には剣が待つのみだ。

彼はパンを求めてどことも知らずにさまよい
暗黒の訪れる時が間近いことを知る。

苦しみと悩みが彼を脅かし

戦いを挑む王のように攻めかかる。

彼は神に手向かい
全能者に対して傲慢にふるまい

厚い盾をかざして
 頑に神に向かって突進した。

顔は脂ぎって
腰にはぜい肉がついていたが

滅ぼされた町、無人となった家
瓦礫となる運命にある所に
 彼は住まねばならないであろう。

再び富むことなく、力も永らえず
その家畜は地に広がらない。

彼は暗黒から逃れられない。
熱風がその若枝を枯らし
神の口の息が吹き払う。

惑わされてむなしいものを信じるな。
その報いはむなしい。

時が来る前に枯れ
枝はその緑を失う。

未熟な実を荒らされるぶどうの木
花を落とすオリーブの木のようになる。

神を無視する者の一族に子は生まれず
賄賂を好む者の天幕は火に焼き尽くされる。

彼は苦しみをはらみ、災いを生む。
その腹は欺きをはぐくむ。

(ヨブ記第15章)

続きます。

愛の樹オショチ†

2 件のコメント:

  1. 【義人ヨブ15】をどうもありがとうございます。本当に苦しい時、ヨブ記の扉が開いて生きる力を与えてくれると思います。
    本当に苦しい時でないとヨブ記は難しいです。
    今の私にヨブ記が教えてくれるのは自分が正しいと思って人を非難しないこと。
    他人の思い込みでの誤った非難も試練と思って乗り越えること。
    どんな時も諦めずに神様を信じて生きることです。おしょち様のお教えのおかげで職場の人間関係も良く、
    体の不調にもあまり捕らわれなくなり腰痛で欠勤することもなくなりました。
    寒い屋外で月食を2千年前の時に思いを馳せながら見入られていたおしょち様はとてもご病人とは思えません。
    外はお体に悪いのでお大切になさってください。

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  2. 暗黒のなかで、皆既月食が、みられた。今年は、わたしにとっても、東北大地震と、忘れられない年となりました。来年が、良い年になるよう願うのみです。 今日1日生きられたことに感謝します。

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