2012-02-18

義人ヨブ記(job)18

祷告†

「神よ人類を愛と平和で満たしてください†怒り、復讐、
争いを鎮めてください†」

【義人ヨブ記】

トシュア人ビルダドは答えた。


いつまで言葉の罠の掛け合いをしているのか。
まず理解せよ、それから話し合おうではないか。

なぜ、わたしたちを獣のように見なすのか。
その目に愚か者とするのか。

怒りによって自らを引き裂く者よ
あなたのために地が見捨てられ
岩がその場所から移されるだろうか。


神に逆らう者の灯はやがて消え
その火の炎はもはや輝かず

その天幕の灯は暗黒となり
彼を照らす光は消える。

彼の力強い歩みも弱まり
自分自身の策略に倒れる。

足は網に捕えられ
落とし穴に踏み込む。

かかとは罠にかかり
仕掛けられた網に捕まる。

綱が地に隠されて張り巡らされ
行く道に仕掛けが待ち伏せている。

破滅が四方から彼を脅かし
彼の足を追い立てる。

その子は飢え
妻は災いに遭う。

死の初子が彼の肢体をむしばみ
その手足をむしばむ。

彼はよりどころとする天幕から引き出され
破滅の王に向かって一歩一歩引き寄せられる。

彼の天幕には他人が住み
その住みかには硫黄がまかれる。

下ではその根が枯れ
上では枝がしおれる。

彼の思い出は地上から失われ
その名はもう地の面にはない。

彼は光から暗黒へと追いやられ
この世から追放される。

子孫はその民の内に残らず

住んだ所には何ひとつ残らない。

未来の人々は彼の運命に慄然とし
過去になった人々すら
 身の毛のよだつ思いをする。

ああ、これが不正を行った者の住まい
これが神を知らぬ者のいた所か、と。

(ヨブ記第18章)

続きます。

愛の樹オショチ†
 
  ウィリアム・ブレイク、ヨブ記への挿絵15「明の星が相共に歌う時」、1825

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