2011-12-31

身体の痛み

腹膜にカテーテルの挿入時に、麻酔は効かなかったのですか?

よく頑張りましたね。
 
本当に死ぬ程の痛みを体験したものでないとこの苦しみは、わかりませんね。

私は、二年ほど前、突然水腎症になり左尿管にカテーテルを挿入する羽目になりました。

麻酔無しに耐えられますか?と、聞かれました。

麻酔無しの訳は、「肝臓と残った左腎臓の状態から、全身麻酔では危険があります」と、告げられたからで、覚悟して手術台に仰向けになりました。

慈恵医大本院泌尿器科のドクターから「これで(カテーテル挿入で)ダメなら、残った左腎臓にカテーテルを差し込むしか助かる方法は無い!」と話されました。
 
リスクを伴う手術でした。

あの時、麻酔無しの30分はゴルゴタの丘の磔刑にされたイエス様の苦痛をひたすら思い、脳裏に刻み付けて耐えました。

不可能と思われたカテーテル挿入、以前尿管癌の疑いで切除して縫いあわせた部分が硬くなり、カテーテルが挿入が難しくなりました。

ドクターに耐えられますか?と、手術途中で、再度聞かれ頷きました。

直ぐその後カテーテルは硬直化した縫い目を通過して無事終了しました。
 
思わずため息が出ました。

担当の木村高弘先生の額は汗だらけ、かたく握手して部屋に生還しました。

あなたの苦痛を考えながら思い出しています。

不思議なことに、痛みは脳に記憶されません。
 
ですから、また、痛みに挑戦できます。

必ずよくなると信じます†

年末年始の入院、もう少しの辛抱ですね。

神のご加護と、ご回復を祷ります†
 
お大事になさって下さい。


2011-12-30

今一度【祷告†】を読み返して

【祷告†】

『あなたの中の最良のものを。マザー・テレサ』

人は不合理、非論理、利己的です 気にすることなく、人をしなさい。


あなたが善を行うと、利己的な目的でそれをしたと言われるでしょう 気にすることなく、善を行いなさい。


目的を達しようとするとき、邪魔立てする人に出会うでしょう 気にすることなく、やり遂げなさい。


善い行いをしても、おそらく次の日には忘れられるでしょう 気にすることなくし続けなさい。


あなたの"正直さと誠実さとが"、あなたを傷つけるでしょう 気にすることなく、正直で誠実であり続けなさい。

あなたが作り上げたものが、壊されるでしょう 気にすることなく作り続けなさい。


助けた相手から、恩知らずの仕打ちを受けるでしょう 気にすることなく、助け続けなさい。


あなたの中の最良のものを、この世界に与えなさい、たとえそれが十分でなくても気にすることなく、最良のものをこの世界に与え続けなさい。


最後に振り返ると、あなたにもわかるはず、結局は、全てあなたと内なる神との間のことなのです。


あなたと他の人の間のことであったことは、一度もなかったのです。

マザー・テレサの祷りより†


愛の樹オショチ†

今年最後の締めくくりブログです 2011/12/30

どんな病気に対しても、医薬品や治療法があります。けれど、だれからも必要とされないという病気は、喜んで差しのべられる奉仕の手と、愛するための愛の心ががあるところでない限り、癒されたことはないと、わたしは思います。
→マザー・テレサの祷り
今年一年間、拙いブログにお付き合いいただき心より感謝いたします。

体力の低下、能力不足など、心の葛藤、限界を痛切に感じ何度もブログの中断を考えましたが、白血病で亡くなられた病友との約束→ネット教会の使命を思い返して、なんとか切り抜けてきました。

私事ですが、暮れの20日から風邪による高熱に襲われ、やっと体力も少しずつ回復に向かいはじめました。

主治医の先生方のきちんとした、指示と治療のお蔭で助かりました。
 
まだ、私に与えられた、神の使命が残されていると謙虚に受け止めました。

使命と言えば、【義人ヨブ記】の掲載はまだ前半に過ぎません。
 
難解な人間性、人間の心の暗闇に神の光が射し込んだときに、生じるさまざまな、問題、罪の意識、心の葛藤、さ迷う、霊魂など、私の手に余りますますが、書き記し、伝えよ!と、心に響く声に従ってきました。

来年一年間かけて、全章、記述掲載します。
 
中途半端なやり方は悔いを残します。

愛の樹ホームページを検索していただけたら幸いです。

また、ネット教会の聖句はダビデの詩編を連続掲載致します。

日本だけではなく、地球規模で多事多難の一年でした。憎しみ、報復、不和、貧困、殺戮、不義不正、嘘。
 
平和の真反対方向に、向かっている人類に神が救いの御手を差し伸べ、本来あるべき姿に導き返してくださるように切に願い祷り続けます†

神の義に飢え乾く魂のしもべより。
 
 

2011-12-25

今週の聖句 12月25日~31日

ルカ2:13~14

するとたちまち、おびただしい天の軍勢が現れ、御使と一緒になって神をさんびして言った、
 
「いと高きところでは、神に栄光があるように、
地の上では、み心にかなう人々に平和があるように」。

2011-12-18

今週の聖句 12月18日~24日

イザヤ書11:1~10(新共同訳)

     平和の王
  
エッサイの株からひとつの芽が萌えいで
その根からひとつの若枝が育ち

その上に主の霊がとどまる。知恵と識別の霊
思慮と勇気の霊
主を知り、畏れ敬う霊。

彼は主を畏れ敬う霊に満たされる。
目に見えるところによって裁きを行わず
耳にするところによって弁護することはない。

弱い人のために正当な裁きを行い
この地の貧しい人を公平に弁護する。
その口の鞭をもって地を打ち
唇の勢いをもって逆らう者を死に至らせる。

正義をその腰の帯とし
真実をその身に帯びる。

狼は小羊と共に宿り
豹は子山羊と共に伏す。
子牛は若獅子と共に育ち
小さい子供がそれらを導く。

牛も熊も共に草をはみ
その子らは共に伏し
獅子も牛もひとしく干し草を食らう。

乳飲み子は毒蛇の穴に戯れ
幼子は蝮の巣に手を入れる。

わたしの聖なる山においては
何ものも害を加えず、滅ぼすこともない。
水が海を覆っているように
大地は主を知る知識で満たされる。

その日が来れば
エッサイの根は
    すべての民の旗印として立てられ
国々はそれを求めて集う。
そのとどまるところは栄光に輝く。

イザヤ書42:1~4(新共同訳)

    主の僕の召命

見よ、わたしの僕、わたしが支える者を。
わたしが選び、喜び迎える者を。
彼の上にわたしの霊は置かれ
彼は国々の裁きを導き出す。

彼は叫ばず、呼ばわらず、声を巷に響かせない。

傷ついた葦を折ることなく
暗くなってゆく灯心を消すことなく
裁きを導き出して、確かなものとする。

暗くなることも、傷つき果てることもない
この地に裁きを置くときまでは。
島々は彼の教えを待ち望む。

2011-12-17

霊・魂不滅って本当でしょうか

人間、病に犯され、精神的に不安に襲われると、残して行く家族。死後の暮らし、天国の消息、霊・魂の事などが気掛かりになります。

この際、わたし自身の体験と神から示されたことを、したためてみました。読み捨て頂ければ幸いです。

【霊・魂と生活生命】についてしたためたものです。

信仰熱心で、霊的感性の高いあなたの霊的な求めに、説明を補足します。少しややこしい説明ですが。


人間には【霊・と魂・と、生活生命】の、3つの命が与えられています†


3つの生命とは、まず、旧約のヘブル語と、新約のギリシャ語に記述があります。知っていると思いますが書きます。参考になればよいですが。


【霊】→ヘブル語の、ルアッハ→ギリシャ語ではプネウマ→語源の意味は動く空気です。永遠不滅の生命です。
「旧約聖書・創世記、士師記、エゼキエル、イザヤ、新約聖書・ルカ、マタイ」などに記述されています。
霊的なものは人間の目には見えませんね!

端的に言えば、霊は風のようです。
霊は神の所有物です。
霊を意のままにできる御方は神のみだと聖書は告げています。

【魂】→ヘブル語では→ネフシエ→ギリシヤ語ではプシュケー。
限体的生命。

前に、天路歴程に一度書いた記憶があります。

人間は二つの要素から成り立っ。精神と肉体と!ギリシャ人は、『ギリシヤ的な身体と精神的二面性を強調』したのに対して、

『ヘブル人は人間を具体的な、一個の統一的人格体』として把握しました。

魂→は人間その物の実体を表しています。感情、心、様々な意思、など実存体として表現されます。

つまり、人間の肉体に属する生命です。心臓などの臓器も中に含まれます。
昔の人は臓器に精神が宿ると考えました。


三番めの【生活生命】は、ギリシャ語のビオスです。具体的にはお金、財産、地位、名誉、健康など、この世的なものですが、人間は神の被造物ですが肉体がありますから、霊だけでは生きられません。

生きるに必要な生命の様々な糧、例えばパンなども必要です。

日本人には霊的感性が豊かにありますからある意味では、イエス様が活躍された、あの時代のヘブル人と共通点があると思います?

*霊は神の所有物。
*魂は人間の肉体に属す精神性。
*三番めは人間の肉体を維持するパンに象徴される物質的生命。

わたしのペンでは、霊的な神の御心の意を尽くすことは、不可能ですが参考にしてください†

天国は地上の日々の生活のありかたと連続しています。ただ肉体がないので、苦痛、不安は解消されます。

地上生活をさらに楽しく過ごせる完成形の世界です。安心してください†

クリスマス・アドベントに†

愛の樹オショチ†
 
 
 

2011-12-11

聖夜を前に† 義人ヨブ記(job)15

Photo by Oshochi

【神の慈しみと人間の罪過】

昨夜の皆既月食を見ながらふと!思いました。

昔・イスラエルの一寒村で起きた、神のドラマを。

御子・イエス・キリストのご生誕の意味を。

間近に居たのは、貧しい羊飼い、羊の群れ、ロバ、牧羊犬、などでした。神の御心にかなうものたちでした。

澄み渡る静かな夜空。ひときわ明るく輝く星☆
 
聖夜に立ち合えたのは、王侯貴族、偉い人間ではありませんでした。

遥か彼方、昔の出来事ですが、
御子・ご生誕を象徴するかのような、皆既月食に、魅入られました。

神秘的な光りを放つ天空。2千年以上も経つと言うのに、あの奇跡的ドラマが、身近に感ぜられるました。

今年、わたしたち人間は、世界中の至るところで、様々な異常気象による災害を、体験を、余儀なくされました。

被害を免れた人間は居ないはずです。

特に人間がこの手で作り出した…→、
これからずっと続く
放射線、放射能の被害は地球環境を著しく汚染し、環境破壊をもたらすでしょう!
地球生命の危機が一足一足近づいています。

わけてもわたしたちの足元で起きた、東日本大震災の悲劇は長く語り伝えられるでしょう!

コントロール不可能な原子爆弾が、平和利用の美句にすり替えられ、フクシマ原発の悲劇を生み出した人間性の悲劇を。日本はあの敗戦から、66年経ちました。人間同士の殺しあいはもう嫌です。
たくさんです。

ヒロシマ・ナガサキと、共に、決してわたしたちの記憶から消してはなりません。

人間性のごう慢さ、自己義認の過ち、危うさを、痛感します。
権力が利権と結び付き彼ら自身、心をコントロール不可能にする危険性は大問題です。

人間の過ちを正す力は神のみお持ちです。

神の光りに照らしだされて、人間性の奥底に潜む、醜悪さが暴きだされます。

これは、人間を創られた、父なる神。
【慈しみ】
だと思うのです。
光りに当てられ罪の浄化を促すのです。

人間の嘘は、わけても国を束ねる、立場の人間のうそ偽りは、
罪を重ねて取り返しのつかない事態を引き起こします。
ヨブ記は隠れた人間の本当の姿をえぐります。

【ヨブと三人の友の議論二】

テマン人エリファズは答えた。


知恵ある者が空虚な意見を述べたり
その腹を東風で満たしたりするであろうか。

無益な言葉をもって論じたり
役に立たない論議を重ねたりするであろうか。

あなたは神を畏れ敬うことを捨て
嘆き訴えることをやめた。

あなたの口は罪に導かれて語り
舌はこざかしい論法を選ぶ。

あなたを罪に定めるのはわたしではなく
 あなた自身の口だ。
あなたの唇があなたに不利な答えをするのだ。


あなたは最初の人間として生まれたのか。
山より先に生まれたのか。

神の奥義を聞き
知恵を自分のものとしたのか。

あなたの知っていることで
 わたしたちの知らないことがあろうか。

わたしたちには及びもつかないことを
 あなたが悟れるというのか。

わたしたちの中には白髪の老人もあり
あなたの父より年上の者もある。

神の慰めなどは取るに足らない
優しい言葉は役に立たない、というのか。

なぜ、あなたは取り乱すのか。
なぜ、あなたの目つきはいらだっているのか。

神に向かって憤りを返し
そんな言葉を口に出すとは何事か。


どうして、人が清くありえよう。
どうして、女から生まれた者が
 正しくありえよう。

神は聖なる人々をも信頼なさらず
天すら、神の目には清くない。

まして人間は、水を飲むように不正を飲む者
憎むべき汚れた者なのだ。


あなたに語ろう、聞きなさい。
わたしに示されたことを告げよう。

それは賢者たちの示したところ
それを彼らの父祖も隠さなかった。

これらの父祖にのみ、この地は与えられており
異国の者が侵すことはなかった。


さて、悪人の一生は不安に満ち
暴虐な者の生きる年数も限られている。

その耳には恐ろしい騒音が響く。
平安のさなかに略奪者が彼を襲うのだ。

暗黒を逃れうるとはもう信じられない。
彼の前には剣が待つのみだ。

彼はパンを求めてどことも知らずにさまよい
暗黒の訪れる時が間近いことを知る。

苦しみと悩みが彼を脅かし

戦いを挑む王のように攻めかかる。

彼は神に手向かい
全能者に対して傲慢にふるまい

厚い盾をかざして
 頑に神に向かって突進した。

顔は脂ぎって
腰にはぜい肉がついていたが

滅ぼされた町、無人となった家
瓦礫となる運命にある所に
 彼は住まねばならないであろう。

再び富むことなく、力も永らえず
その家畜は地に広がらない。

彼は暗黒から逃れられない。
熱風がその若枝を枯らし
神の口の息が吹き払う。

惑わされてむなしいものを信じるな。
その報いはむなしい。

時が来る前に枯れ
枝はその緑を失う。

未熟な実を荒らされるぶどうの木
花を落とすオリーブの木のようになる。

神を無視する者の一族に子は生まれず
賄賂を好む者の天幕は火に焼き尽くされる。

彼は苦しみをはらみ、災いを生む。
その腹は欺きをはぐくむ。

(ヨブ記第15章)

続きます。

愛の樹オショチ†

今週の聖句 12月11日~17日

詩篇37:20~40
しかし、悪しき者は滅び、
主の敵は牧場の栄えの枯れるように消え、
煙のように消えうせる。

悪しき者は物を借りて返すことをしない。
しかし正しい人は寛大で、施し与える。

主に祝福された者は国を継ぎ、
主にのろわれた者は断ち滅ぼされる。

人の歩みは主によって定められる。
主はその行く道を喜ばれる。

たといその人が倒れても、
全く打ち伏せられることはない、
主がその手を助けささえられるからである。

わたしは、むかし年若かった時も、年老いた今も、
正しい人が捨てられ、あるいはその子孫が
食物を請いあるくのを見たことがない。

正しい人は常に寛大で、物を貸し与え、
その子孫は祝福を得る。

悪をさけて、善を行え。
そうすれば、あなたはとこしえに住むことができる。

主は公義を愛し、
その聖徒を見捨てられないからである。
正しい者はとこしえに助け守られる。
しかし、悪しき者の子孫は断ち滅ぼされる。

正しい者は国を継ぎ、
とこしえにその中に住むことができる。

正しい者の口は知恵を語り、
その舌は公義を述べる。

その心には神のおきてがあり、
その歩みはすべることがない。

悪しき者は正しい人をうかがい、
これを殺そうとはかる。

主は正しい人を悪しき者の手にゆだねられない、
またさばかれる時、これを罪に定められることはない。

主を待ち望め、その道を守れ。
そうすれば、主はあなたを上げて、国を継がせられる。
あなたは悪しき者の
断ち滅ぼされるのを見るであろう。

わたしは悪しき者が勝ち誇って、
レバノンの香柏のようにそびえたつのを見た。

しかし、わたしが通り過ぎると、
見よ、彼はいなかった。
わたしは彼を尋ねたけれども見つからなかった。

全き人に目をそそぎ、直き人を見よ。
おだやかな人には子孫がある。

しかし罪を犯す者どもは共に滅ぼされ、
悪しき者の子孫は断たれる。

正しい人の救は主から出る。
主は彼らの悩みの時の避け所である。

主は彼らを助け、彼らを解き放ち、
彼らを悪しき者どもから解き放って救われる。
彼らは主に寄り頼むからである。

2011-12-10

今は祷り†の時

【天国を考えている】

これからは自分の余命と体力も考えて神のご意志に従う。

しばらく1人の時間を持ちたい。

誰彼とは、無関係で、ひたすら信仰の原点に立ち返るときを模索中†

1人でミッションに立ち上がった時はとても貧しく苦難はあったが純粋だった(今も貧しさは変わらないが)。

あの時の燃えたぎるひたむきな信仰、祷り†
あの時間の空白を埋めるのは容易ではない。

慈悲深き神のみ声を聞き確信を得るまで、皆も祷って欲しい†

必ず救い主の祝福がくる

クリスマス・アドベントに祷る人々へ!

愛の樹オショチ†
 
 フラ・アンジェリコ「受胎告知」1430年ごろ

2011-12-08

義人ヨブ記(job)14

クリスマス・待降節・(アドベント)に入っています。
世界中が騒つく、クリスマスです

マザーテレサの祷り†を掲載します。

神の愛が、罪の不幸や、世界を分断している恐怖、葛藤、緊張のすべてよりも、

無限に力があり、神の慈しみが、もっと優しいものであることを、わたしたちは、ほんとうに信じているのでしょうか、

もちろん、人間の手や心が作り上げた、
もっとも強力な爆弾や銃などは、比べものにならないことを。

【ヨブ記】14です。

人は女から生まれ、人生は短く
苦しみは絶えない。

花のように咲き出ては、しおれ
影のように移ろい、永らえることはない。

あなたが御目を開いて見ておられるのは
このような者なのです。このようなわたしをあなたに対して
裁きの座に引き出されるのですか。

汚れたものから清いものを
引き出すことができましょうか。
だれひとりできないのです。

人生はあなたが定められたとおり
月日の数もあなた次第。
あなたの決定されたことを人は侵せない。

御目をこのような人間からそらせてください。
彼の命は絶え
傭兵のようにその日を喜ぶでしょう。

木には希望がある、というように
木は切られても、また新芽を吹き
若枝の絶えることはない。

地におろしたその根が老い
幹が朽ちて、塵に返ろうとも

水気にあえば、また芽を吹き
苗木のように枝を張る。

だが、人間は死んで横たわる。
息絶えれば、人はどこに行ってしまうのか。


海の水が涸れ
川の流れが尽きて干上がることもあろう。

だが、倒れ伏した人間は
再び立ち上がることなく
天の続くかぎりは
その眠りから覚めることがない。


どうか、わたしを陰府に隠してください。
あなたの怒りがやむときまで
わたしを覆い隠してください。
しかし、時を定めてください
わたしを思い起こす時を。

人は死んでしまえば
もう生きなくてもよいのです。
苦役のようなわたしの人生ですから
交替の時が来るのをわたしは待ち望んでいます。

呼んでください、わたしはお答えします。
御手の業であるわたしを尋ね求めてください。

その時には、わたしの歩みを数えてください。
わたしの過ちにもはや固執することなく

わたしの罪を袋の中に封じ込め
わたしの悪を塗り隠してください。


しかし、山が崩れ去り
岩がその場から移され

水が石を打ち砕き
大地が塵となって押し流される時が来ても
人の望みはあなたに絶たれたままだ。

あなたは人をいつまでも攻め、追いやられる。
あなたは彼の顔かたちを変えて、追い払われる。

その子らが名誉を得ても、彼は知ることなく
彼らが不幸になっても、もう悟らない。

彼はひとり、その肉の痛みに耐え
魂の嘆きを忍ぶだけだ。

(ヨブ記第14章)

人々の心に本物の平和と幸せが与えられますよに祷ります†

続きます。
愛の樹オショチ†
 ウィリアム・ブレイク、ヨブ記への挿絵12「ヨブの悪い夢」、1825

2011-12-07

赤い冬景色

久しぶりの散歩道で見かけた赤い冬景色(赤く色づいた道端の小さな木)です。

愛の樹オショチ†
 
 photo by Oshohci

2011-12-04

今週の聖句 12月4日~10日

詩篇37:1~19
ダビデの歌

悪をなす者のゆえに、心を悩ますな。
不義を行う者のゆえに、ねたみを起すな。

彼らはやがて草のように衰え、
青菜のようにしおれるからである。

主に信頼して善を行え。
そうすればあなたはこの国に住んで、安きを得る。

主によって喜びをなせ。
主はあなたの心の願いをかなえられる。

あなたの道を主にゆだねよ。
主に信頼せよ、主はそれをなしとげ、

あなたの義を光のように明らかにし、
あなたの正しいことを真昼のように明らかにされる。

主の前にもだし、耐え忍びて主を待ち望め。
おのが道を歩んで栄える者のゆえに、
悪いはかりごとを遂げる人のゆえに、心を悩ますな。

怒りをやめ、憤りを捨てよ。
心を悩ますな、これはただ悪を行うに至るのみだ。

悪を行う者は断ち滅ぼされ、
主を待ち望む者は国を継ぐからである。

悪しき者はただしばらくで、うせ去る。
あなたは彼の所をつぶさに尋ねても彼はいない。

しかし柔和な者は国を継ぎ、
豊かな繁栄をたのしむことができる。

悪しき者は正しい者にむかって
はかりごとをめぐらし、これにむかって歯がみする。

しかし主は悪しき者を笑われる、
彼の日の来るのを見られるからである。

悪しき者はつるぎを抜き、弓を張って、
貧しい者と乏しい者とを倒し、
直く歩む者を殺そうとする。

しかしそのつるぎはおのが胸を刺し、
その弓は折られる。

正しい人の持ち物の少ないのは、
多くの悪しきの者の豊かなのにまさる。

悪しき者の腕は折られるが、
主は正しい者を助けささえられるからである。

主は全き者のもろもろの日を知られる。
彼らの嗣業はとこしえに続く。

彼らは災の時にも恥をこうむらず、
ききんの日にも飽き足りる。