2012-01-01

星野史雄さんへ

お身体、大変な最中、お葉書拝受いたしました。
お礼申し上げます。

拙い私の闘病記が見知らぬ病友の励みになれば嬉しいです。

奥様のご無念、星野様のご心痛察するに余りあります。

僅かですが、活動費の足しにしていただけたら幸いです。五万円同封いたします。

追伸です。
四年前、左尿管癌の疑いで手術を受けました。余命一年でした。

その後、腎う癌が右腎臓に悪性リンパ腫の塊になりました。大きさは卵十個分です。
 
腹を真横に30㌢、神経を断ち切りました。

胆嚢も同時摘出しましたが、これは悪性リンパ腫治療の始まりに過ぎませんでした。

悪性リンパ腫が残った左尿管を圧迫し、一昨年の年末に水腎症を併発、左尿管にカテーテル挿入の緊急手術を受けました。

肝臓と腎臓を守るために麻酔無しの手術になりました。

覚悟を決めて手術台に仰向けになりました。
 
尿管癌の疑いで一部、切り取った、尿管の縫い目が硬直化して、カテーテル挿入が困難になりました。

手術途中、執刀医から痛みに耐えられますか?と、再度聞かれ頷きました。

その後カテーテル挿入が成功しました。
 
深いため息が出ました。すべて、悪性リンパ腫治療の対策です。
 
難儀なカテーテル挿入が成功したあと、執刀医のドクターと堅い握手を交わしました。
 
手術室が、先生、看護師さん達の顔が輝いていました。

不思議に痛みは脳に記憶されませんでした。

現在、3ヶ月に一度リツキサンと言う抗がん剤を慈恵医大本院の腫瘍血液内科の外来治療室で受けています。

吐き気、倦怠感、食欲不振に慣れました。

血小板、白血球、赤血球、ヘモグロビン、コリンエステラーゼなど、まともな数値ではありませんが、とにかく毎日生きています。
 
天運に任せています†

長いだらだらした手紙になりました。
 
お許しください。

お役にたつか分からないのですが、愛川英雄か、又は、愛の樹ホームページの闘病記に過去の闘病記など掲載しています。

お身体大変な最中の手紙重ねてお詫び申し上げます。

天界におられる奥様のご加護が星野様と、共にありますように、お祈り申し上げます。
 
寒さ厳しき折り、くれぐれもご自愛くださいますように!
 
敬具
愛川英雄拝
ニックネーム
愛の樹オショチ†

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