2011-05-12

天路歴程 第2幕(6)細胞と微生物

【身体の中で】


わたしの人生は病と怪我漬けの連続だったとも言えるが、別段それが「格別に、不幸だとも、幸福だとも思わなかった!」


これが、正にわたしの人生そのものだと割り切っていた。


痛みは、我慢できる痛みもあれば、我慢できない痛みもある。


だからと言って、闘病の苦しみや痛みに振り回されることも最近はあまりない。


歳のせいか?


何か変化を一つあげれば、”心の内的価値の変化”をあげる。


ある晩、面白い幻を見た。


わたしの身体の中を動き回る小さな生き物たちの姿である。


それは植物性の細胞だったり、肉眼では見えない微生物だったり。


彼等は、わたしの身体を自由自在な棲家にしている。


常に居心地の良い状態をせっせと作っていた。


その時、彼らの動きが急に慌ただしくなった。明らかに彼らとは違う形をした奇怪な生き物が現れた。


わたしの身体の生き物たちが、奇怪な生き物を一斉に取り囲み一つの塊になった。

何か争いが起きているらしい?。


わたしは興味津々とその有様を眺めていた。暫く経つと静かになった。奇怪な生き物の姿は消えていた。


あれは一体何物か?


がん細胞か?


とにかく、わたしの中の生き物達が小さな力を合わせて奇怪な生き物を撃退したのは間違いない!紛れもない出来事を確かに、わたしは視たのである!


微生物たちの姿形はよく見えないが小さな変化を身体は感じていた。


不思議な生き物たちの働きにわたしは素直に感動した!


漫然と、身体を眺めていた、傍観者から、小さな生き物たちの家主に、わたしは変化していたのである!


改めて命の息吹きを感じた。今後の人生が霊的にも肉体的にも変わるきっかけになるかも知れない!新たな芽生えを予感している!


オショチ†


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