あるお方から病院の待ち合い室で聞いた話です。
殺し合い、愛する人の命を奪われた人の死は、遠く闇の彼方に消え去るのか?と、質問された事がありました。
恐ろしい人間の罪の現実界の話です。
わが胸の奥深くに秘めている「キリストの思い平和への願い」を、一人でも多くの方に知っていただきたいと、ホームページに掲載しています。
人生は様々な人々とのドラマの出会いの場だと、しみじみ感じます。
さて私ごとですが、昨年の今頃は、悪性リンパ腫による右腎摘出。
加えて、胆嚢摘出の大きな手術のあとでした。
夏場に向かって水分の補給に気を遣いました。
日頃、あまり喉の渇きが感じられなく、先生方に何度も水分補給を指摘されたものです。
今年は、意識してこまめに水分補給を心掛けています。
片腎臓ですから、うっかりすると直ぐ、クレアチニン、尿酸値が上がってしまうのです。
腎臓、肝臓が疲れると視力が落ちます。
後、20年くらい?頑張って神様から戴いた使命を果たしたいと、天を仰いで祈っています†
これは病友との約束です。苦しくても、泣き言を言わず、生きている現在に感謝しましょう!
先日、親しい先生から余命何年?は、神様がお決めになること、と聞いてアーメン・ハレルヤ†と、思わず唱えました。
一昨日、親しい病友が倒れ、市民病院に緊急入院しました。
肝臓癌が破裂して血が腹に溜まってしまいました。
腹水→血だまりはとりあえず抜いたそうです。
昨年亡くなった俳優の緒形拳さんと似た状態です。
長い間、病友として、苦しい闘病生活を共にしてきた大切な仲間です!容態の急変は大変悲しいです。
わたしより歳上ですが気丈なお方でして、少し体調が良くなると、家事にいそしむ頑張り屋さんです。
彼は日本の敗戦と同時に、当時の、ソ連軍の捕虜となり、苛酷な極寒のシベリアで不当な強制労働に駆り出され奇跡の生還を果たした勇士です。
悲惨な戦争体験者です。
生きることに戦友の願いがある。
生きる意味と価値がある。
彼の人生哲学です!
ツンドラ地帯では、戦友の死体の埋葬も出来ず、涙をこらえてタイガー(森林)の奥深くに運び、雪を死体にかけて木の枝を立てて墓標とし、弔いをしたと聞きました。
酷い話ですが、後はタイガーの獣たちが始末をしてくれると!これも避けがたいあの時代の運命なのかも知れないと。
父も荒野の果てに身を晒し、一片の遺骨も我が家に帰ることはありませんでした。
仰々しく帰還した、白木の箱の中身は2㌢角の木片でした。
遣り場のない悲しみは今でも心の奥底にあります。
一握りの為政者、軍部、政商達の生け贄にされた人々の無念の叫びを、今も、夢に見ます。
土煙の立つ遥か彼方から救いを求める霊魂の叫びをしっかり受け止めています†
わたしの仕事はまだまだこれからずっと続きます。
平和への願いと祈りの闘いです!
病友が最近洩らした言葉に、「生きているうちに国家の謝罪の言葉が欲しい」「あの時あの極寒の中で無念の死を遂げた戦友のためにも!」
今国会末期、やっと成立した、シベリア抑留者の国家賠償金支払い、謝罪の恩恵は現存者のみ、は、酷い差別です。
赤紙→召集令状一枚に逆らえなかった、軍国主義者の言いなりになり、祖国を遠く離れた異国の地に今も眠る兵士達、軍属市民の無念の悲痛な叫びに耳を傾けています†
先日、病友の話に似た記事が掲載されました。
横にいた戦友が亡くなると、虱がザーッと音を立てて移動して来ると!
彼の戦友は懸命の呼び掛けに力尽きて「俺の分まで生きて必ず祖国の土を踏んでくれ!」と、言い残して絶命したそうです。
祈り†
「神よ人間が作り出す際限の無い殺戮を止めてください†罪の報いに応えてください†あなたは生きておられます。人類に憎しみではなく愛と平和をお与えください†」