シラ書28:1〜12
復讐する者は、主から復讐を受ける。
主はその罪を決して忘れることはない。
隣人から受けた不正を赦せ。そうすれば、
願い求めるとき、お前の罪は赦される。
人が互いに怒りを抱き合っていながら、
どうして主からいやしを期待できようか。
自分と同じ人間に憐れみをかけずにいて、
どうして自分の罪の赦しを願いえようか。
弱い人間にすぎない者が、
憤りを抱き続けるならば、
いったいだれが彼の罪を赦すことができようか。
自分の最期に心を致し、敵意を捨てよ。
滅びゆく定めと死とを思い、掟を守れ。
掟を忘れず、隣人に対して怒りを抱くな。
いと高き方の契約を忘れず、
他人のおちどには寛容であれ。
口論
口論に加わるな。そうすれば、
お前は罪を犯す機会が少なくなる。
怒りっぽい人は口論をあおり立てるからだ。
罪深い者は、友情にひびを入れ、
和やかに暮らしている人たちに不和をもたらす。
火は薪をくべればそれだけ燃え上がり、
口論は頑固さが加わると、激しさを増す。
激怒は、力たけき者ほどすさまじく、
怒りは、富に頼る者ほど激しくなる。
軽率な争いは、火をあおることになり、
軽はずみな口論は、流血の惨事につながる。
火種に息を吹きかければ真っ赤に燃え上がり、
唾を吐きかけると消える。
どちらもお前の口のなせる業。
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