夢のような再会の瞬間でした。
それまで母親は幼い娘の"死"を、取り返しのつかない決定的なものと考えていましから。
心の中にポッカリと悲しみの穴があいてしまったのです。
悲しみは深く、涙がとめどなく流れました。あの悲痛な気持ちは二度と味わいたくない。
悲しみを振り返るたびに無念が込み上げてきます。
神は無慈悲だとさえ感じました。
その悲しみ、無念を奇跡の再会が一気に吹き飛ばしてくれたのです。
立派に成長した、美しい娘を目の前にして。わが目を疑いました。
近づいてきた娘は母親を優しく抱きしめました。
高貴な香りがしました。
わたしのお母さん!
幼くして死んだ娘の、わたしが成長して、再会できて、さぞかし驚かれたことでしょう!
幼くして死んだわたし。
わたしの定め。
死後、どう変化して、成長にしたのか?その秘密からお話ししましょう。
天国でまず体験する最高の幸せは、天使に導かれて
「神にお会いできたことです。」
神にお会いすることから、奇跡的な不思議な出来事がたくさん起きました。
天国は神のお住まいです。
わたしのように幼くして死んだ子どもたち。
病や、事故死、自殺。
戦で死んだ兵士。
災害や、様々な方々の死者の魂が天国に来ます。
天国は誰彼の区別なくいつでも開かれています。
地上生活で立派な行いをした人たちだけではなく、過ちを犯した人たちにも開かれているのです。
人間は神の御心を時に誤解します。
自分中心の正しい行いがいつの間にか、自分自身の神となり、天国は自分中心の誤った場所になります。
そうです。
むしろ過ちを犯した人たちが救われる場所です。
この鮮やかな彩り。
和かな人々、愛に満ちた場所。
様々な美しい植物や生き物。
皆、神の創造されたあるべき本当の姿です。
神は、未熟な命を成長させ、老いた命を若返らせます。
傷ついた体を傷みのない完全な体(霊体)に治してくださいます。
恐怖心を取り除き平安と祝福を与えてくださいます。
また、地上で犯した罪人にも天使を添わせて悔い改めに導くのです。
不完全な命が、神のお導きにより具体的に救われます。
それはイエス・キリストの語られた言葉に示されています。
神の創造された世界は人間に限らず生きとし生けるものの命は完全な命として永遠の命に変えられます。
天界には肉体を与えられない、霊が無数に存在します。
その中から選ばれた霊に肉体が与えられます。
話しは続きましたが、長くなりますから割愛させていただきます。
最後に。
彼の母親は、年老いて平安のうちに、神のみもとに召されたそうです。
余談です。
この不思議な体験談は母親の日記に書かれていた霊界体験記です。
日記の中には、同じ体験をして体がよれよれになりながら、死後の世界、天国で、死んだ子どもと再会を果たした親の感動的な体験談も書かれていたそうです。
子どもの死をなぜ?あれほど悲しんだのか?
肉体が死んでも死なない命に蘇る。
もし?わたしが天国の消息を早く知っていたら、年老いていく日まで、あのような悲嘆にくれ、絶望的になることは避けられたでしょうに!。
夢の中で再会を果たした子どもとの出会いの奇跡的喜びの声が記述されていたと言うことです。
義人ヨブ記が脱線しました。
次回は本文に戻ります。
死に対する考え方、受けとめ方は千差万別だと思います。
信仰の有無に関わらず訪れる人生の締めくくりを書いて見ました。
来世の姿、具体的な生活の場所がわかれば、死の恐怖は取り除かれます。
最近、様々な訃報に接し、ご召天された方々を偲び、またご遺族のお心を考えました。
霊界を信じるか?否かは脇に置いて、天に召された御霊にこの拙文を謹んで捧げます。
神のご加護と祝福を祈ります。
アーメン・ハレルヤ†
愛の樹オショチ†
パウル・クレー 鈴をつけた天使(1939)
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