2012-12-16

クリスマスの贈り物

聖夜
クリスマス・アドベントの、
オムニバス風物語です。人間も、まんざらではありません


この小さなお話は神戸で実際に起きた物語です。

ご紹介します。
神戸市内でバス
ドライバーをしている弟子から知らせくれました。


心温まるお話しの内容が、アメリカの短編小説家、O・
ヘンリーに似ているので敢えて掲載致しました。
暗い夜道の灯火を願っています

【その一

今日ラジオで、いい話を聴きました。

会社で仕事上のトラブルが発生し、何時に帰れるかわからない事態になりました。

すると上司が、この書類を奈良の得意先に届けてくれないか。
そして君は、そのまま直帰してもいいからと言いました。

今から奈良までは1時間以上かかります。
そのまま直帰してもいいからと言っても帰宅したら22時頃になります。

受け取った書類を確認しようとしたら、確認は車の中でしなさい。
早く行きなさいと言われました。

あわてて車に行き、封筒の中身を確認したら、一枚のメモ書きがありました。

それには、『一回目の結婚記念日おめでとう

今夜は早く帰ってあげなさい
そう書かれていました。
帰宅して妻にメモ書きを見せると、妻は号泣したそうです』。

いい上司ですね。
トラブルの事は、他の社員に任せて、誰にも知られないように帰してくれたのです。

粋な上司に感激しました。

【その二

実は もう一つ

同じ番組で……

小学生の頃に、男の子に思いを告白しましたが、見事にフラれ、泣きながら帰りました。

帰る途中で、工事現場のおじさんが、どないしたんや?
大丈夫か?と聞かれましたが、恥ずかしいから黙って通り過ぎました。

次の日、同じ道を歩いていたら、また工事現場のおじさんが、昨日のお嬢ちゃんやな。
大丈夫か?
元気出しや!って言ってくれました。

すぐ横で、ホースで水を撒いていた別のおじさんが、これ見てみと言って、ホースの水で虹を作ってくれました。
そして、辛いことかあっても、この虹を見ながら、胸を張ってしっかり歩いて行きや!って言ってくれました。

あの工事現場のおじさんは、今は何処で働いているのかな~?
今から20年前の出来事でした。


僕は、この二つの話を聞いて感激しました。

小麦と一緒に、いい夢が見られそうです。

おやすみなさい。

以上です
愛の樹オショチ†

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