2011-03-10

天路歴程(85)老齢を迎えて思う

「命」

最近、命の問題は切実である。

肉体の死は一過性に過ぎないと、理解しているがやはり親しい人を見送るのは寂しい!

健康管理に人一倍、気を遣い熱心に生活して来たお方が突然!予期せぬ病魔に襲われ命を落とす。

知り合いの訃報、病魔に倒れた方々の報せを聞くのは正直辛い。

最近、体力温存を如何にはかるかが、自分の痛切な課題になって来た。

まず自分自身が健康的で元気でないと、メール、電話などで受ける相談相手になれないと、遅まきながら感じはじめた!

これは私にとっても大事なことである。

出来るだけ価値ある長生きを目指したい。

人は生まれながらにそれぞれの使命を帯びている。余計な命など存在しない!

「心が痛みます」

毎日、マスコミに書き立てられる命の奪い合いには人間が見失ってしまった、命への畏敬の念。

欲望に振り回され取り返しの付かない罪を犯す者。

優しさ。他者への思いやり。他者の悲しみの理解力不足。

寛容な心の欠如などが目に余る!

金の為なら平気で大罪を犯す人間。

貧しい民衆からの収奪!

拝金主義、自己中心主義が世界中にはびこって久しいが改善策が見当たらない!

様々な問題に苦しんでいる人に寄り添う事が困難になっている。

アラブ諸国の内乱は、聞くところによると、コーランの教えに反し、一握りの支配階級者の、不公平、不公正な富の分配に貧しい民衆の我慢の限度が来て怒りが爆発したと言われている。

普通に生活出来る、基本的人権の要求を世界中の人々が求めている。当たり前ではないか?

どこの国の誰であろうが、安心して子育てが出来る、また他者に侵されない平和な暮らしを望む。

静かに平安な気持ちで、人生の余生、最後を迎えたい!

自然の要求である。

常識的な要求に、国家が、為政者が、政治家が、財力者が寄り添う実証しなければ、大衆は反発する!

神が与え賜う地球上のあらゆる恵みは、全ての生き物の共有物!

不正な富の独り占めは大罪である。

正当な富の分配は当然の要求である。

全ての生き物を豊かにすれば、"民のかまどの煙があちこちに立ち込めたら"その国は必ず栄える。

かって日本には素晴らしい慈悲深い制度が存在した!

ところが。

リビアでは、貧しい民衆にカダフイ大佐が戦闘機、戦車、大砲を使い大量虐殺を続行している。

彼らは同じ、アラーの神を信じる回教徒同志だと言うのに教派の違いから殺戮が繰り返される。

この悲劇は暴力、武力、過去の怨差を乗り越える新しい力、今までの価値観の呪縛の鎖を断ち切らないと、実現不可能である。

慈悲深い振る舞いが、信仰者の堅い掟なら、何故?掟やぶりに命懸けになるのか?
理解に苦しむ!

あらゆる宗教然り!

日本人は古代から、八百よろずの神々を祭り、多種多様の神々を生活の中に取り込んで来た。

愛の樹のマグナカルタは、宇宙の始まりから終わりまで、多種多様の宗教に対応出来る(エキュメニカル超宗教的)神の啓示だと理解している。

万物はいつしか創造者の懐に帰る!

愛の樹オショチ†


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