子供たちよ、
父の戒めに耳を傾け、それを守れ。
そうすれば、つつがなく暮らせる。
主は、子に対する権威を父に授け、
子が母の判断に従う義務を定めておられる。
父を尊べば、お前の罪は償われ、
同じく、母を敬えば、富を蓄える。
父を尊べば、いつの日か、
子供たちがお前を幸せにしてくれる。
主は、必ず祈りを聞き入れてくださる。
父を敬う者は、長寿に恵まれ、
主に従う者は、母を安心させる。
〔主を畏れる人は、父を尊び、〕
僕が主人に仕えるように、両親に仕える。
言葉と行いをもって、父を尊敬せよ。
そうすれば、父から祝福を受ける。
父の祝福は、子供たちの家を堅固なものとし、
母の呪いは、子供たちの家の土台を覆す。
父の名誉を傷つけてまで、
自分の栄誉を求めるな。
父の不名誉は、お前の栄誉とはならない。
父親を敬うこと、これこそ人間の栄誉なのだ。
母親を侮ること、それは子供にとって恥である。
子よ、年老いた父親の面倒を見よ。
生きている間、彼を悲しませてはならない。
たとえ彼の物覚えが鈍くなっても、
思いやりの気持を持て。
自分が活力にあふれているからといって、
彼を軽蔑してはならない。
主は、父親に対するお前の心遣いを忘れず、
罪を取り消し、お前を更に高めてくださる。
お前が苦難に遭うとき、
主は、その心遣いを思い出してくださる。
お前の罪は、晴れた日の霜のように
解け去るであろう。
父を見捨てる者は、神を冒涜する者、同じく
母を怒らせる者は、主に呪われている者。
シラ書(集会の書)3:1〜16
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