シラ書23:1〜15
主よ、父よ、わが命の君よ、わたしを見放さず、唇の思いどおりにさせないでください。
唇のために過ちに
陥らないようにしてください。
だれが、わたしの思いに鞭を当て、
わたしの心に知恵の訓練を施してくださるのか。
わたしの過失を容赦せず、
思いと心との罪を決して見逃さないために。
そうすれば、わたしの過失は増すことなく、
罪が増えることもありません。
また、わたしは敵対者の手に陥らず、
敵に笑われることもありません。
〔彼らにとって、あなたの憐れみを受ける望みは、
遠い先のこと。〕
主よ、父よ、わが命の神よ、
わたしにみだらな目を与えないでください。
わたしから情欲を遠ざけてください。
食欲や色欲のとりことせず、
恥知らずな欲情に引き渡さないでください。
口の利き方についての教訓
誓い
子らよ、口の利き方についての教訓を聞け。
これを守る者は、決して災いに陥らない。
罪人は自分の唇で罠に陥り、
ののしる者や高慢な者は、唇によってつまずく。
むやみに誓いを口にするな。
みだりに聖なる方の御名を呼ぶな。
絶えず鞭で問いただされている召し使いには、
生傷が絶えないように、
むやみに誓いを立て、御名を呼ぶ者は、
決して、罪から清められることはない。
数多く誓う者は、不法に満ち、
鞭がその家からなくなることはない。
誓いに背けば、彼はその罪を負わねばならず、
誓いを無視すれば、二重の罪を犯すのだ。
偽りの誓いを立てるなら、その罪は赦されず、
その家は、苦悩で満たされる。
みだらな話
死と肩を並べるほどの話し方がある。
それは、ヤコブの子孫の間にあってはならない。
主を信じる人は、そのような話し方を一切退け、
罪に巻き込まれることはない。
下品でみだらな話をする癖をつけるな。
そういう言葉を吐くこと自体が、罪なのだから。
お前が上に立つ人たちの席に連なるときには、
父と母とを思い出しなさい。
さもないと、彼らの前で我を忘れ、
いつもの癖が出て愚かなふるまいをしてしまう。
そして生まれない方がよかったのに、と思い、
お前は自分の生まれた日を呪うだろう。
下品な言葉遣いに慣れきっている者は、
生涯、その癖を直すことはできない。
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