2009-07-29

天路歴程(24)運命

ふるさとの家のパウロ像

これは、宗教家としての私の独白です。

如何なる病にも振り回されたくは無い。

天運の巡る処に従う。

無論、善良な治療は大歓迎です。

私はこの命を預けて悔いなき主治医に巡り合いました。

深い信頼感があります。

その事を踏まえての闘病生活です。

人の力には限界があります。

その時に備えています。

中井に私の尊敬する聖パウロ像が長崎から来ました。

彼の信仰は並大抵ではありませんでした。

使徒としての召命感は抜きん出ています。

彼の洗礼名が私の洗礼名でもあります。

地中海のケンクレアの海岸で剃髪し、髪の毛を砂浜に埋めて、自分に別れを告げた心中は察するに余りあります。

愛は全ての命を生かす!

死んでも死なない命がある。

あらゆる人生苦を乗り越えて滅びない命が愛である。

と確信した、使徒パウロの生涯は後に続く命に困難を乗り越え、生きる力と希望、勇気を与えてくれます。

イエス・キリストに最も近かった弟子でした。

儚(はかな)い命で終わらない、わたしたちの命について、霊的に祈らされる日々の独白でした。

1 件のコメント:

  1. 先生の言葉は、病んだ私には、身に染みます。この先のことは、わからないが、生きていて、少しでも、人に、笑顔をあたえられたらと、願い生きています。 ありがとうございます。

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