シラ書21:1〜14
罪を避けよ子よ、お前は罪を犯した。二度と繰り返すな。
過去の罪については、赦しをこいねがえ。
蛇を避けるように、罪を避けよ。
近寄れば、かみつかれてしまう。
その歯は、獅子の歯のようなもの、
人の命を奪い取る。
あらゆる不法は、両刃の剣のようなもの、
その傷は、いやすすべがない。
威嚇と横柄は、富を損ない
高慢な者の家は覆される。
貧しい人の口から出る願いは、主の耳に達し、
主の裁定は、速やかに下される。
訓戒を嫌う者は、罪人の道をたどる。
主を畏れる人は、心の底から、主に立ち帰る。
雄弁家の名声は、遠くまで知れ渡るが、
賢い人はその失言をすぐに見抜く。
借金して家を建てる者は、
石を集めて自分の墓を建てるようなものだ。
無法者の集まりは、麻屑の束。
彼らは、燃え盛る火となって絶え果てる。
罪人の歩む道は、平坦な石畳であるが、
その行き着く先は、陰府の淵である。
知恵ある人と愚か者
律法を守る人は、自分の思いに振り回されない。
主を畏れることは、知恵に至る。
賢さに欠ける者には、教育の施しようがない。
しかし、苦さを含む賢さもある。
知恵ある人の知識は、洪水のようにあふれ、
その勧告は、命の泉のようである。
愚か者の腹は、壊れた壺のようなもの、
どんな知識もこぼれ出てしまう。
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