2009-06-12

死を恐れない信仰(2)使徒パウロの使命

聖書は、2000年以上の長い時を経て、なお新鮮さを失いません。

旧約聖書の記述を遡れば、膨大な時空を越えなければ理解出来ません

天地創造が出発点ですから。


新約聖書の中身を一箇所取り上げても、キリストの神秘性、聖霊の働きを人間が文字で説明することは至難の技です。

パウロの布教活動は、私の能力では100年書き続けても伝え切れません。

断片的な書き込みしか出来ませんが、
ネット教会を立ち上げた以上、責任があります。

前にも話しましたが、今回の入院がきっかけとなりました。

体力の低下は否定出来ません。


腹を真横に切ると筋肉を断ち切ることになります。また神経も切断されますから、なにも感じない部分がでます。

腹の傷跡の腫れが、ある程度引いても、神経が断ち切られていますから、なかなか元には戻りにくいです。

したがって腹に力が入らないのです。

パウロの話が脱線しましたが、何か余程の理由が無いと人間に転機は訪れないようです。

パウロの転機は前にも記述しましたが、キリスト教徒の迫害が、彼の重大な人生の転換点になりました。

彼の伝道活動範囲は、イスラエルの首都エルサレムからカイザリア、昔のマケドニア、最近までの地名ではバルカン半島、ユーゴスラビア、ルーマニア、ブルガリアからギリシヤ、クレテ、シチリア、イタリア ローマ、小アジアのアンテオケが第1回目の出発地でした。

彼はバルナバとマルコを伴いました。

使徒行伝には、エーゲ海を渡り、ヨーロッパに上陸し、マケドニアからギリシャのアテネから地中海沿岸を精力的に伝道活動しています。

幾多の迫害に遭ってもめげず、キリストの真理を確信して、30年に及ぶ伝道旅行に明け暮れました。

彼は天幕作りで生計を支えました。


伝説によると、人間的には健康に恵まれず、またその容貌もみすぼらしく、しかし信仰の豊かさにおいて人間的な欠陥は解決されたと。(コリントⅡ10:10、使徒行伝18:3、ピリピ4:11-13)に記述されています。
(つづく)
デューラー「四使徒(部分)」右がパウロ

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