人の隠れた痛み弱点を察知、理解し相手を傷付けないように助ける。
平凡な人間には不可能です。
第一、他人に余程の関心がない限り、我関せずです。
仏教にすごく優しい菩薩様がいました。
常不軽菩薩(じょうふきょうぼさつ)です。
この菩薩様はどんな悪人にも「あなたは善人だ良い人だ」と必ず誉めました。
悪人は腹を立て、馬鹿にするな!いい加減な事は言うな!と心底怒り、菩薩様を追い掛けます。
菩薩様は逃げながらなおも言い続けました。
「あなたは善人だ良い人だ。」と。
あまり熱心に真剣に言われているうちに悪人は、ふと?考えました。
もしかすると自分は本当は善人かもしれないぞ!
これがきっかけとなり、「悪人が自分の良心に目覚めて善人に生まれ変わった」という佛話があります。
仏の救いは、人間の善悪を問わない慈悲の世界なんですね。
かの有名な親鸞上人の数々の説話には、救いを求める大衆に大きな希望と生きる力を与える、生きた言葉がありました。
私の家系は代々、浄土真宗でしたし、一日だけですが、お寺の小僧を体験したので親しみがあります。
今は牧師になりましたが、信仰の下地は母から聞いた親鸞上人の物語が基本にありました。
親鸞上人の物語は五木寛之氏の著作に詳しく書かれています。
私の実家も代々、浄土真宗でかなり親鸞上人の教えが身についているような気がします。今はお父さん信者ですが・・。いつも、いつも励ましのお言葉ありがとうございます。
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